すごいスピードで色々なことが決まり、2004年8月22日打ち水当日を迎えることができた。ひとつだけ書き忘れてたことと、当日の流れで大事なポイントがあったので、少し時間を遡ります。
秋葉原での打ち水は、もともと僕が国土交通省からの依頼で銀座で打ち水をする企画運営を頼まれたことがきっかけ(第3回リコリタ秘話の最後らへんの話)だった。その計画を進めるに連れて、出会う人たちの打ち水に向き合う主体的な姿に心を打たれてしまい、人に頼まれてやってる場合ではないなと思い込み、ここまでの道のりを作ってしまったことは秘話に書いた通り。まずは一緒に制作するチームをかため(秋葉原で遊んでた友だち)打ち水のメイン参加者(自分の彼女が働くコスプレ居酒屋やほか秋葉原のお店たち)、やる場所(芳林公園とその外周)、告知広報(突然アキバBlogに掲載されるなど)と進めてきたことを秘話にしたためてきたが、肝心の、、打ち水の用具や打ち水用の水の手配など、打ち水大作戦のイベントをするために必要最低限のアイテムについて何も書いてなかったのでそのお話を。
この打ち水アイテムの話は、もともと依頼を受けた銀座の打ち水計画準備にも関わる話だ。というのも、銀座のホコ天でやるために、、そもそも用具なんてないし、大量の水に至っては、打ち水大作戦のルールで節水の観点から「二次利用水」を使用することが義務付けられていたため、それはどこで集められるんだ。、となっていた。いろいろ調べると、二次利用水は東京都下水道局が下水再生水を作っているらしく、これは飲み水には適さないが手を洗うなどまでには再生されているようでこれの提供を受けることが国交省としてできることがわかった。関係者調整を進めていき、この打ち水のイベントのためになんと4トンも銀座に持ち込むことになったのだ。うう、この水、俺もほしい。。秋葉原に持っていくことできないだろうか。。
「み、水……」
気分は世紀末のケンシロウ状態。なんとか水を貰えないかと、、でも仕事関係者にこのことは一切話していない真田くん。国交省さんに「水をください」というには、この銀座で打ち水の仕事を請けている僕がその請けてる会社関係者にきちんと話さねば。
↑当時働いてた会社の上司、山名さん。今はなんと一緒にSCOPという会社を起業して仕事してます。
第2回リコリタ秘話「活動はじめる前の話2」にも書いた、地底の工事現場PRの仕事を一緒にやっていた上司に「銀座でやる打ち水なんですけど、、俺も秋葉原でやりたくなっちゃって、もうこーゆーの企画しちゃってるんですよね。。(といって、お店に協力を募るために作った依頼書を見せてみる)いいですか。。?仕事と活動が混ざり始めちゃってて。。」と恐る恐る正直に話してみると、、、「そんなことやってたのかーーーいいじゃん面白いしやっちゃえば」と拍子抜けするくらい軽い返事をしてくれた。「ええと、これを実現するにはですね、、国交省に銀座で用意してる水をですね、もらいたくて、、国交省にも正直に言って協力を仰いでいいでしょうか。。」と核心をつく話をすると「(笑)いいんじゃないの?言ってみれば」とまたまた軽い返事wおおお、、そんなもんなのかな、、安心した。。上司にもOKもらえたので国交省の打ち水を担当していた方に相談をすると、これもほんとに軽くOKをもらえた。運ぶのは自分でやってね、とほんとそれくらい。「面白いこと考えたねー」と応援してくれる状況になった。ともだちと一緒に作っているこの遊びみたいな活動が、自分の仕事が物理的にリンクすることになってしまった。アホばかりはできんぞ。。なお、打ち水の桶などの用具は、打ち水大作戦本部さんがお貸出ししてくれることに。やっとすべてが整った!!あとは当日を迎えるのみだ!!
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